~12/18 読んだ本記録
今日、図書館に行ってまた本を借りてきました!
なので、前回読んだ本の記録をしておきます。
とはいえ、本の感想文って昔からほんと苦手です。
夏休みの宿題なんて、あらすじとあとがきを読んで適当にかさ増しして書いてましたからね。それっぽく。
本の感想なんてそんな長々と書けないよ~。
「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。
私の場合、東野圭吾さんの小説は、好きな方と好きじゃない方の2種類に分かれます。
「さまよう刃」「悪意」は好きな方。「白夜行」「秘密」はあんまり好きじゃない方。(あくまで個人的感想です)
この小説はわりと好きな方です。
ただ、犯人の意外性がないのが残念。
被害者が死んだ日本橋の麒麟像と事件の真相とのつながりも、ちょっと強引な気がします。
事件は、7年前姿をくらました流行作家の突然の出現で始まった…。化けの皮は何牧被っているのか。驚異の結末。犯罪者心理が綾なす宇宙をえがいて注目の鬼才が贈る書下ろし長篇ミステリー。
折原一さん、個人的に大好きなんです!(* ´ ▽ ` *)
この人の小説は、” 頭の中で設定を把握しながら読んでいても、急に足元をすくわれてひっくり返って、あれって思っているうちに、今度は天井と地面も逆になってる ” みたいな感じ。
ストーリーに勢いがあるところも好き。
これも折原一さんらしいミステリーで、最後まで奇妙な違和感と恐怖が味わえます。
事件の結末はいまいち面白くないけど・・・。
でもいい!
最後までドキドキハラハラできたから満足!
やっぱりこの人の本、私は好きです。
あの殺人ゲームが帰ってきた! ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。その凝りに凝った殺人トリックは全て、五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、驚愕の結末とは。<第10回(2010年)本格ミステリ大賞受賞作>
これ、シリーズの第2弾だってこと、全然知らないで読みました。
でも面白かったです!
彼らの行う殺人が、ゲームといっても現実的でリアリティのあるところがいいですね。
ネット上での冗談や空論も交えた推理合戦と、猟奇的な現実の殺人事件の組み合わせがとても面白くて、推理が好きな人もサスペンスが好きな人もどっちもが楽しめる小説だと思います。
シリーズの前作が図書館にあれば、ぜひ読んでみたい!
とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった…。彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは―。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた。山本周五郎賞受賞作。
ミステリーではないです。
殺人はいくつか起こりますが、メインは精神病院に長年入院している人々のいろんなできごとや人間模様を描いた小説です。
時代は違いますが私も閉鎖病棟の4人部屋にいたことがあるので、当時一緒にいた人達のことを思い出しで、胸にくるものがありました。
病気のせいで少し変わってはいるけど、みんな真面目で優しい人たちでしたから。
時代背景が戦後~昭和ということもあり、最初は感情移入しづらく読みにくいですが、ぜひ最後まで読んでほしい本です。
ただ、一番驚いたのは、1/3くらい読んだところで、「あ、この本前に読んだわ。」と気づいたことですね。
どんだけ適当に読んでるんだよ!っていう・・・。