東京ステーションホテル宿泊記
先日、一度は泊まってみたかったホテルのうちの1つ、
に宿泊してきました。
東京駅の片隅にこっそりとある入口を発見してから、ずっと気になっていたんですよね。
東京駅は、普段乗り換えでしか使わないので、こうやって外から眺めるのは人生で2回目です。
うーん、かっこいい。(しみじみ)
駅構内にホテル入口があるのは「丸の内南口」だけ
東京ステーションホテルのメインエントランスは、駅から出て、丸の内中央口~丸の内南口の間にあります。
ここですね。
でも、もう1つ、駅の構内に小さな入口があります。
私達は丸の内線で東京駅まで行き、八重洲地下街でご飯を食べ、再び戻って丸の内北口でホテルの入口を探したんですが、
全く見つけられず。
仕方ないので外に出て、ぐるっと壁面を歩きながら入口を探しました。
「確かにあったのになあ、おかしいなあ…」と思っていたら、
ありました!
丸の内南口に。
北口にはなかったのね…(知らなかった)
構内入口から、ラウンジ~フロントまでの通路。
ラウンジにはスーツ姿の人が多く、なんかちょっと入りづらい雰囲気でした。
横に長い重要文化財のホテル
東京ステーションホテルの大きな特徴がこれ。
「廊下がめちゃくちゃ長い」
横に長いホテルなので、廊下の端から端までがとても長いです。
特に私たちが泊った部屋は北ドーム(北口)3Fだったため、エントランス(南口)のエレベーターから部屋までめちゃくちゃ歩きました!
もちろん、ホテルの特徴はなんとなくわかっていたので無問題ですが、普通のホテルだったらびっくりするレベル(笑)
しかも同じような光景がずっと続くので、確認しながら歩かないと迷ってしまいそうです。
ちなみに、チェックインの後部屋まで案内してくれますが、その道中、ホテルの歴史やその造りなどをホテルマンが観光ガイド並みに詳しく説明してくれます。
壁にはホテル修繕前・修繕後の風景や、所縁ある文豪の写真なども飾られ、またスイートには天皇両陛下もお泊りになられたという説明も受けたりして、重要文化財ならではの重みも感じることができます。
東京駅の丸の内改札が見下ろせる部屋
東京ステーションホテルは、部屋によってパレスサイドとドームサイドに分けられます。
窓が皇居側に面していて東京駅周辺が見渡せる部屋
ドームサイド:
窓が東京駅構内に面していて、改札口を見ることができる部屋
今回私たちが泊まったのは、「ドームサイド コンフォートキング」
丸の内改札が見下ろせる、窓の多い部屋です。
せっかくこのホテルに泊まるんだから、ここにしかない部屋に泊まっておきたい!
ということで決めました。
窓の外が屋内なので多少の閉塞感はありますが、この景色はここでしか見られないんだもの。
外の風景が観たかったら他のホテルでもいいんだしね…(>ω<)
高さのあるベッドと固めのソファ。
部屋自体は、正直言って…いまいちくつろげませんでした。
でも、このホテルに来た目的は「東京駅構内が見下ろせる部屋に泊まる」という特別感だったので、快適さはまあ別に、いいんですけどね。
そこを期待してきたわけじゃないから。
とはいえ、これは素朴な疑問なんだけど、
高級なホテル=誰にとっても快適・居心地いい
というわけではないのかな。
私は何となく勝手にそう思っていたけれど、もしかしたらそうではなくて、
高級なホテル=高級な方々はくつろげるけれど、庶民はくつろげない
ってこともあるのかな。
それとも、重要文化財であるこのホテルが独特なせい?
高級ホテルに泊まった経験があまりないので、一般的にどういうものなのか、
いまいちわからない…(´・ω・`)
お風呂と洗面台。
レインシャワーのレバーをぴったりきっちりに動かすのが地味に難しかったです。
ちょっとでもずれると、水滴が落ちてきて「冷たっ」ってなる。
女性用アメニティはごくごく普通。
基礎化粧品が全くなかったのが、ちょっと残念でした。
アメニティにシャワーキャップやコットンなんて要らないから、小さなクレンジングや乳液のセットを置いてほしいな。
シャワーキャップとか使う人いる?
たった1泊のために、お泊りセットとか買うの面倒くさいって毎回思うんです。
こういうのも、他の高級ホテルはどうなんでしょう。
このホテルだけの問題?
それとも高級ホテルって大体こういうもの?
部屋からの風景はこちら。
駅の中!
これが見たかったんだ~!(*´▽`*)
なんとなくアトラクションの一部のような…
ミラコスタ的面白さがあって楽しい!
夜中を過ぎても、まだ構内にぽつぽつ人がいるのが意外でした。
上を見上げると、綺麗なドーム天井があります。
この天井についても、ホテルマンが詳しく説明してくれますよ!
ホテル内と周辺から見た東京駅
「館内ツアーガイド」というマップをもらえるので、それを持って、夕方ホテル内を探検してみました。
地下には、高級そうなレストラン、バー、スパなどが並びます。
廊下のちょっとした休憩スポット。
南ドームの2Fフロア。
トラヤ トウキョウという老舗和菓子屋「とらや」さんのカフェがあります。
ちなみに、北ドームの2Fはステーションギャラリーになっているようです。
KITTE屋上から見た東京駅。
奥にたくさんの新幹線が停まっていました。
新幹線に乗る時くらいしか東京駅に来ない私にとっては、こんな場所から見られるだけで嬉しい。
かっこいいなあ。(しみじみx2)
駅という駅が全部こういう個性的な建物ならいいのに。
朝食ビュッフェは評判通り素晴らしかった!
朝食ビュッフェは、4Fにある「アトリウム」という専用のラウンジでいただきます。
こちらも屋根が高く、広々とした感じ。
朝食の時間は朝6:30~11:00です。
9時頃から人が多くなると聞いていたので、早起きして少し早めに行きました。
アトリウムの一角は、ゆったりテレビを見ながらくつろげるスペースになっています。
好きな物ばかりを厳選してきた取り皿。
(少食のため、あれもこれもと食べることができないので、ビュッフェでは毎回ものすごく真剣に取捨選択します…)
和食も洋食もどちらも豊富に揃っていたけど、若干和食の方が凝っていたかな?
和食大好きな私はもう感激です!
朝から、お刺身や湯葉、カキの佃煮、いくらとしらすのせご飯、ちゃんこ鍋など、どれもがすべておいしかった!!
幸せだぁ…(* ´ ▽ ` *)
うちのクマさんは「とろろかけごはん」を気に入って、何杯もお代わりしていました。
ホテルのチェックアウトが12:00と遅めだったので、かなりの時間、ここで過ごすことができました。
時間で急かされることも全くなく、紅茶を何杯も入れてもらいながら、のんびり…。
「アトリウム」の朝食の口コミ評価が高いことは知っていましたが、実際行ってみて納得です。
朝食だけを目的として泊まるには、やはり価格が高いので、気軽におすすめはできません。
でももし、何かの機会で東京ステーションホテルに泊まることがあれば、その時はぜひ、朝食付きのプランにしてみることをおすすめします。
施設面では多少思うことがありましたが、ホテルの方々はみんな感じがよく、サービス面で気になることは全くありませんでした。
東京大好き人間として、一度は泊まってみたいと思っていたので、いい経験ができました。